自社商品のハワイでの販売


日本や中国、東南アジアから自社の商品をアメリカに輸入し、ハワイで販売する場合、考えておくべきことがいくつかあります。

輸入コスト

ハワイで輸入した商品を販売する場合、販売コストを押し上げる一因が輸入にまつわるコストです。
上海〜釜山〜横浜〜ホノルルのサービスを週1便、日本郵船が提供していますが、アジアからのコンテナ輸送は、カリフォルニア、ロングビーチに着く便が主流です。
カリフォルニアを経由して、ハワイに荷物を送るにしろ、ホノルルに直接荷物を送るにしろ、結構なコストがかかります。

ハワイからの郵送コスト

ハワイから、商品を送る場合、輸送コストも頭の痛い問題です。
少量でしたら、郵便局(United States Postal Service = USPS)の定額サービスを利用することが可能です。

郵便では対応出来ない場合は、Federal Express (Fedex)やUnited Parcel Service (UPS)のサービスを使うことになりますが、かなり高額な料金になってしまいます。

結果、本土から出荷される同様の商品とは、価格競争力がかなり下がることになってしまいます。

アメリカ本土にディストリビューションセンターを置く

アメリカ本土に商品を出荷する様なビジネス形態では、日本やアジアからのコンテナが到着するカリフォルニア州ロングビーチ近くに倉庫を持ち、そこから商品を発送することを、真剣に考える必要があるでしょう。

アメリカに商品を販売したい日本の中小企業向けに、商品の荷受け、保管、発送部分だけを請け負うサービス、Micro Importerとでも呼べるサービスも成り立つかもしれませんね。

amazon.com

別の解決方法としては、amazon.comのサービスを使うという方法もあります。

amazon.comのサービスでは

  • 発注〜決済をamazon.comに委託し、発送は自社倉庫から行うケースと
  • amazon.comの倉庫に荷物を預け、発注〜決済〜発送までをamazon.comに委託するケースがあります。

ロングテールの需要を取り込むamazon.comは、ニッチ製品の販売に強いという特徴があります。

自社チャンネルに加え、amazon.comでも自社商品を販売できるのは、かなり魅力的です。

https://services.amazon.com/selling/getting-started.htm

ebay.com

アメリカで手に入りにくいニッチな商品は、ebay.comで販売するという方法もあります。
ebay.comのサービスは、決済部分でpaypal.comと、発送部分ではUSPS (United States Postal Service = 郵便局)と統合されています。

paypal.comで確認された住所へ郵送されるため、集金や誤配送での問題が起きにくくなっています。

https://pages.ebay.com/seller-center/get-started/new-business-seller.html