ワイキキにお店は必要か?

ハワイでビジネスを始める場合、まずはワイキキにお店を持ちたいとおっしゃるかたが多いです。
そこで、考えていただきたいのですが、御社のビジネス本当にワイキキにお店が必要ですか?

アクセスの問題

ワイキキのお店は、パーキングが限られており、価格も安くはありません。
このため、車で移動するローカルはあまり来ることがありません。
主なターゲットは旅行者となります。

集客の問題

旅行者をメインのターゲットとする場合、以下に集客するかが問題となります。
旅行客の場合、顧客をリピーターにし、2度3度と訪問させることは簡単ではありません。
常に人通りが多いロケーションであれば、何もしなくてもそれなりの集客があるかもしれません。
逆にそれほどの人通りがない場合は、常に広告を打って、集客する必要が出て来るでしょう。

高い固定経費

また、ワイキキの店舗物件は、他地域に比べても、家賃がかなり割高となります。
場所によっては、通常の家賃に加え、売上に応じた金額を家主に支払う様な契約があるところもあります。
高い経費を補うには、常に高いアベレージを叩き出す必要があります。

利益産むのはひとにぎり

この様な環境のワイキキで、常に利益を生むのは、ほんの一握りのビジネスに限られてきます。

  • 誰もが知る超有名店
  • 人通りの多い路面店や人気モール内のお店

などです。

顧客層に応じた立地、立地に応じたビジネスモデルを

想定する顧客層に応じた立地を探し、立地に応じてビジネスモデルを調整すれば、ワイキキから外れたとしても、集客することは可能です。

できる限り、ターゲットとする顧客像を絞り込み、彼ら彼女らの行きそうな立地、店づくりをするのがいいでしょう。

パーキングは重要

ハワイといえどアメリカの一部、車社会です。
ローカルの人はもちろん、アメリカ人観光客や最近は日本からの観光客も自ら運転して移動します。
車で移動する場合のお店選びでは、パーキングの近さ、使いやすさが重要なファクターとなっています。

お店の近隣に十分のパーキングが利用できることを確認しましょう。
場合によっては、近隣のビジネスや住宅などと交渉し、専用駐車場を確保するという手もあります。