ハワイのマーケット概説

ハワイ州概要

人口と人種構成

2015年の調査によるとハワイ州の人口は142.9万人。うち、オアフ島に99.9万人(70%)、ハワイ島に19.6万人(13.7%)、マウイ郡に16.5万人、カウアイ郡に7.2万人が暮らしています。
アジア系が38.6%、白人が25.4%、ハワイ原住民及びポリネシアンが10%、混血23.6%となっています。

日系人と日本語

現在のハワイの総人口のうち13%、18.2万人が日系人です。
1868年始まった日系移民は1924年の排日移民法成立まで、約22万人がハワイに渡り、サトウキビ農場などで働きました。契約終了後も現地にとどまった移民は日系アメリカ人としてハワイ社会の基礎を作り上げて来ました。

日系人は多いですが、読み書きや流暢な日本語を話す方は決して多くはありません。

コスト高

大部分の生産物を本土からの輸送や海外からの輸入に頼るハワイでは、米本土に比べ、ビジネスのランニングコストが約30%割高となります。
人件費もこの影響を受け、割高となっています。平均的家庭では共働きが多くなっています。

観光客を集めるハワイ

観光客を集めるハワイ

人口約142.9万人のこの島々に、年間約893.4万人の観光客が訪れます。構成は、アメリカ本土から555.7万人(62.2%)、日本から148.8万人(16.7%)、カナダから46.9万人(5%)、他の地域からの合計は約16%です。(ハワイ州政府観光局2016年度統計による)

ハワイでビジネスを考える際には、ローカルをターゲットとするか、観光客をメインで考えるか、まず決める必用があります。さらに顧客象を絞り込んでいけば、お店の立地、値段設定、営業時間も自ずと決まっていきます。

ローカルをメインに考える

基本的に車で移動するので、ワイキキなど家賃が高く、パーキングを確保しにくい所である必用がありません。超ニッチな商品でも無い限り、価格は出来る限り安く設定したほうが反応が良いでしょう。営業時間は普通のビジネスの時間帯でも差し支えありません。

日本人旅行者をメインに考える

徒歩やバス、トロリーなどで移動するケースがほとんどですから、ワイキキや大きなショッピングセンターの周辺など、アクセスの良い立地が望ましいです。商品に特別な魅力があれば、比較的高めの料金設定が可能です。

但し、熱しやすく冷めやすいので、長期的な視点で考えておいた方が良いでしょう。食事が終わってから、ツアーから帰って来てからの事を考えると、営業時間は長め、夜11時頃までは普通です。

アメリカ人旅行者をメインに考える

日本人に比べレンタカーで移動する比率がぐっと高くなります。必ずしもワイキキや大きなショッピングセンターの周辺にある必用はありませんが、分かり安い立地が望ましいでしょう。こちらも値段は、商品次第です。営業時間は、レストランやバーの場合は遅めがお勧めですが、リテールは通常の時間帯で問題無いでしょう。

カントリーリスク

9.11、SARS、豚インフル、リーマンショックなど、様々な事件が起こる度、ハワイを訪れる観光客は激減します。観光客をメインのターゲットにする場合でも、ひとつの国の人向けだけにビジネスを展開することはかなりのリスクがあります。

ロケーション

ワイキキ

オアフ島のホテルの80%が集中するエリア。観光客のほとんどが滞在する。観光客向けのリテールショップ、レストラン、関連サービスも集中する。

このエリアに出店する場合、対象となる顧客は、観光客 70%、観光客向けサービスに従事する地元の人 20%、週末や夜間に訪れる地元の人 10%

アラモアナ〜ワード

アラモアナSCからワードセンターを中心としたこのエリアには、リテールショップやレストランが集中する。
高級高層コンドミニアムも数多い。
このエリアに出店する場合、対象となる顧客は、観光客 50%、地元の人 50%

カハラ

カハラモールから高級住宅街に隣接するこのエリアでは、リテールショップはモール外にはほとんど無い。
レストランやカフェでの出店がメインとして考えられる。
このエリアに出店する場合、対象となる顧客は、観光客 30%、地元の人 70%

ダウンタウン

ビジネス街とその西にあるチャイナタウンを中心とするこのエリアでは、レストランやギャラリーは多いが、観光客は比較的少ない。夜は治安もあまり良くない。
このエリアに出店する場合、対象となる顧客は、観光客 20%、地元の人 80%

Honolulu Map

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