主なビザ
アメリカで働くために必要なビザ
ハワイで仕事をするためには適切なビザが必ず必要です。
滞在期間
ビザを取得してハワイに滞在する場合、滞在期間については、特に注意する必要があります。アメリカに滞在出来るのは、ビザの有効期間ではなく、出入国管理カードI-94に記載された期限までです。I-94の期限を越えると、不法滞在となり、ビザ自体が取り消されることもあります。ご注意下さい。
投資家、起業家のビザ
ハワイでビジネスを展開する場合、通常は投資ビザ(Eビザ)か、企業内転勤ビザ(Lビザ)のいずれかを取得する事になります。
ビザの更新にあたっては、ビジネスが現地に雇用を生んでいることと、ビジネス自体が利益を生んでいる(もしくは生む見通しがある)ことが重要になってきます。
従業員のビザ
日本からの従業員は、通常Lビザで日本の関連企業から転勤してくるか、場合によってはJビザでインターンとして業務経験を積ませるかのどちらかが主流です。
Lビザを更新する場合、一定以上の額の給与が支払われ、納税していることがポイントになってきます。
Jビザについては更新したり、他のビザに切り替えたりするのが簡単ではありません。また、再度取り直しをしたり、年を経て他のビザを申請するのも簡単ではありません。
学生ビザ(Fビザ)の場合、学業の一環として実務経験を積むインターンシップの制度や、学業終了後、実際の仕事について、実務経験を積むOptional Practical Trainingと言う制度で、公に働く事が可能です。また、専門性の高い仕事であれば、専門職ビザ(Hビザ)への切り替えが出来ることもあります。
貿易ビザ E-1、投資ビザ E-2
E-1: 日本との取引量が過半数(50%)を超える場合に発給されるビザ。管理職に対して発給される。
E-2: 数十万ドルの投資をし、ビジネスを新規立ち上げするか、既存のビジネスを買収した際に発給される。管理職、投資者に対して発給される。
ハワイと貿易したり、ハワイに投資する事により、ビザを取得する事が可能です。
貿易・投資ビザの概要
- 種類
- Eビザ(E-1貿易、E-2投資)
- 制限
- 貿易:ハワイ現地法人の日本との取引が総取引量の過半数を超える
- 投資:ハワイに一定額以上の投資をすること。
- 期間
- 1〜5年
- 仕事
- ビザを申請した会社でのみ、時間制限無し
- 変更、延長
- 変更、延長は可能
- 注意点
- 貿易や投資により雇用が産み出されること。
- 貿易:ある程度の取引ボリュームと実績が必用
- 投資:ただ単に、不動産を購入するだけでは不足
貿易ビザ取得の手順
- ハワイに法人を設立する
- ハワイ法人の日本との取引量が過半数を超える様にする
- ビザ申請、発給
- アメリカ入国
投資ビザ取得の手順
- ハワイに投資する
- ハワイのビジネスを買収する
- ハワイで新規事業を立ち上げる。
- ビザ申請、発給
- アメリカ入国
居住用不動産は投資とは認められません。
社内転勤ビザ L-1
日本の関連会社で1年以上の勤務がある場合に発給される。
日本とハワイに関連会社があれば、企業内転勤し、ビザを申請する事が可能です。
企業内転勤ビザの概要
- 種類
- Lビザ
- 制限
- 日本の関連会社で1年以上の勤務経験があること。
日米の取引が会社のビジネス中で重要な位置を占める - 期間
- 1〜5年
- 仕事
- 関連会社でのみ、時間制限無し
- 変更、延長
- 変更、延長は可能
- 注意点
- 特になし
企業内転勤ビザ取得の手順
- 日米双方の企業から、必要書類を発行してもらう
- ビザ申請、発給
- アメリカ入国
専門職ビザ H-1
シェフ、職人など、米国内で代替を見つける事が難しい専門職に対して発給される。
手に職があれば、ハワイで専門職につくことも可能です。但し、ビザを得るためには、アメリカではなかなか身につける事の難しい技能、職種である必用があります。
事務系の仕事は、アメリカ国内で教育を受けた人間でも代替出来ると考えられるので、かなりハードルが高いです。
学生ビザからの切り替えをする場合は、専攻と仕事が直接関連している必要が有ります。
ハワイ大学で観光業を学ぶ−>ホテルでインターンシップを1年間経験−>ホテルがスポンサーとなりHビザ取得の様に、専攻とキャリアの間に関連性があると、取りやすくなります。
専門職ビザの概要
- 種類
- Hビザ
- 制限
- 特殊な技能が身に付いている
ハワイの企業のビジネスでその技能が欠かせない - 期間
- 1〜5年
- 仕事
- 採用された会社でのみ、時間制限無し
- 変更、延長
- 変更、延長は可能
- 注意点
- 特になし
専門職ビザ取得の手順
- ハワイの企業から、必要書類を発行してもらう
- ビザ申請、発給
- アメリカ入国
ビザの取りやすい職種
- 寿司職人
- 医師
- プログラマー
ビザの取りにくい職種
- 事務職
- 現地のライセンスが必要な職種
インターン研修ビザ J-1
現地企業で研修を受ける為に発給される。最長1年半で、更新や他のビザへの切り替えが出来無い。
インターンシップとは、実際の仕事について、実務経験を積む制度です。
アロハコネクションではインターンシップビザ取得のお手伝いをしています。
お気軽にお問い合せ下さい。
インターンシップビザの概要
- 種類
- Jビザ
- 制限
- 30歳前後まで(実務経験が少ない若者向けというビザの主旨と合わなくなるため)
- 期間
- 1年半まで
- 仕事
- ホストカンパニー1社でのみ、時間制限無し
- 変更、延長
- 変更、延長、再取得は出来無い。
ホストカンパニーの変更は条件が合えば出来る事がある。 - 注意点
- 研修が主目的の為、給与は出るが最低ライン
インターンシップビザ取得の手順
- ホストカンパニーを探し、面接を受ける
- ホストカンパニーから、必要書類を発行してもらう
- ビザ申請、発給
- アメリカ入国
ハワイ主なインターンシップ職種
- 旅行業
- リテール ショップ
- レストラン
- ウエディング プランナー
- 不動産業