ハワイでお店を始めよう

ハワイでお店を始めるには?
日本のお店が軌道に乗った。次はハワイにお店を持ちたい。
ハワイでお店を始めるに当たって知っておくべき事を、お知らせしておきます。

ハワイでお店を始めるまでの流れ

ハワイでお店を開くまでの流れを簡単に解説しておきます。

  1. ビジネスプランの打診
    1. 先ずは、おおざっぱなアイデア、事業計画をお聞かせ下さい。
    2. どんな突飛なアイデアでも構いません。アロハコネクションが実現可能なビジネスプランを決めるお手伝いをさせて頂きます。
    3. このプロセスの中で、モデルとなる顧客のイメージを確定していきます。
  2. 最適物件の調査・提案
    1. ビジネスプランに基づいて最適な物件をお探しします。
    2. 可能であれば、複数の提案をし、ある程度物件の絞り込みをします。
  3. 現地確認後のプラン提案
    1. この時点で、一度現地を訪れて頂きます。
    2. 実際の物件を見て頂いた上で、最終的な物件を確定します。
    3. 実際の物件を基に、事業計画作成のお手伝いをします。
  4. 専門家ネットワークの紹介
    1. 弁護士、会計士、設計士、建築業者、広告媒体など、必用なプロフェッショナルをご紹介します。
  5. 賃貸・購入契約
  6. 設計・工事・許認可
  7. 人材採用、トレーニング
  8. 開店

ハワイでお店を始めるエリア

ワイキキ

オアフ島のホテルの80%が集中するエリア。観光客のほとんどが滞在する。観光客向けのリテールショップ、レストラン、関連サービスも集中する。

このエリアに出店する場合、対象となる顧客は

  1. 観光客 70%
  2. 観光客向けサービスに従事する地元の人 20%
  3. 週末や夜間に訪れる地元の人 10%

アラモアナ〜ワード

アラモアナSCからワードセンターを中心としたこのエリアには、リテールショップやレストランが集中する。
高級高層コンドミニアムも数多い。

このエリアに出店する場合、対象となる顧客は

  1. 観光客 50%
  2. 地元の人 50%

カハラ

カハラモールから高級住宅街に隣接するこのエリアでは、リテールショップはモール外にはほとんど無い。
レストランやカフェでの出店がメインとして考えられる。

このエリアに出店する場合、対象となる顧客は

  1. 観光客 30%
  2. 地元の人 70%

ダウンタウン

ビジネス街とその西にあるチャイナタウンを中心とするこのエリアでは、レストランやギャラリーは多いが、観光客は比較的少ない。夜は治安もあまり良くない。

このエリアに出店する場合、対象となる顧客は

  1. 観光客 20%
  2. 地元の人 80%

ハワイでお店を始める – 賃貸の条件

ゾーニング

ハワイも含め米国では、居住エリアとビジネスを営めるエリアが明確に分かれています。居住エリアではおおっぴらにビジネスを営む事が出来ません。
このため、レストランやリテールを含め、人の集まるタイプのビジネスでは商業エリアとして指定された地域でのみ営業する事が可能です。

広さ・設備

事業規模に応じて、適切なサイズのスペースがありますが、多少余裕を持って、広さを設定されるのが良いでしょう。
アメリカの場合、広さは平方フィート(sqft)で表示されます。
1sqftは0.093㎡=0.0279坪。100sqftで9.3㎡=2.79坪となります。

事業内容によっては、必ず必要となる設備があります。
例えば、サロンでは、水回りの配管が必要です。飲食業では、水回り、電気、ガス、グリーストラップなどが必要となります。

家賃

家賃は地域や、建物の中の位置、ホテルやショッピングモールなどの付加価値により異なります。相場感を得る為にも、可能であれば、いくつかご覧になるのが良いでしょう。

賃貸契約

コンサルタント契約をお申し込みのお客様については、弊社から不動産会社や弁護士を、ご紹介させていただきます。

新規契約

新規で賃貸契約を結ぶ場合、通常は商業物件専門の不動産会社を間に入れ、賃貸契約を結ぶ事になります。
通常の賃貸契約の場合、保証金( デポジット)として、家賃の1-2ヶ月分を入れる事になります。
賃貸契約の期間は、商業物件の場合、通常数年〜5年で、期間終了後にオプションで契約を延長する権利が付きます。

買収した場合

既存の事業を買収した場合、現行の賃貸契約内容を引き継ぐか、現在の借り主から又借り(サブリース)を受ける事になります。

サブリースの場合

現在の借り主から、全てもしくは一部のスペースを又借りする事があります。 この際の条件は借り主により異なります。

賃貸条件

商業物件の場合、米国では、通常1平方フィート(Square Feet)あたりで、値段が出ています。
また、家賃には管理費(Common Area Mentenance Fee = CAM)が加算されます。CAMも1平方フィートあたりで費用設定されています。

1平方フィート x 0.09290 = 平米(㎡)、
1平方フィート x 0.02810 = 坪となります。

内装・店舗デザイン

店舗デザイン、設計

店舗デザイン自体は特に制限はありませんが、設計は免許を持つ設計士による必要があります。

改装許可

役所に設計内容を提出し、あらかじめ改装の許可を得る必要があります。許可を得るのに予想外の時間がかかることがあります。ご注意下さい。

施工業者

免許を持つ施工業者が工事を担当する必要があります。

公共サービス

電気、ガス、電話、インターネットなど、公共サービスは、別途手配する必要があります。工事内容によっては、予想外の時間がかかることがあります。ご注意下さい。

什器・備品

什器、備品、文房具、調理用具など、それぞれ、専門のサプライヤーから購入する事になります。
米本土から船便で送る場合は、半月〜1ヶ月程度の時間と、輸送料がかかります。米国外から送る場合は加えて関税が加算される事があります。ご注意下さい。

コンサルタント契約をお申し込みのお客様については、弊社から専門の業者を、ご紹介させていただきます。

専門業者を決める

仕入れ先

それぞれ専門の卸業者から仕入れる事になります。通常は購入額が多ければ配送、少なければ引き取りとなります。

印刷物、看板

名刺、ブローシャー、ポスター、バナー、看板など、通常の印刷物はハワイでの印刷が可能です。
印刷物のサイズは日本とは異なる為、そのまま使え無い可能性が高いです。

クレジットカード決済

取引先銀行で手配するのが、最も簡単な方法です。最近はSquareなど、独立系の業者も増えているので、そちらを利用する事も可能です。

POSシステム

最新のコンピューターベースのPOSシステムでは、定期的に日本にデータを配信したり、ダウンロード出来るものもあります。

郵便、宅急便

島の外への商品の発送が必要な場合、郵便や宅急便を利用する事になります。

警備会社

万が一の事を考え、警備会社との契約をお勧めします。

コンサルタント契約をお申し込みのお客様については、弊社から専門の業者を、ご紹介させていただきます。

ライセンス・許認可

業態によっては役所の認可が必要なものがあります。

飲食業

保健局

飲食業は、定期的に保健局(Department of Health)の認可を得る必要があります。また、油を使う場合は、廃油を溜める施設(グリーストラップ)の設置が必要となります。

リカーライセンス

顧客に酒類を出す場合は、別途酒類の販売許可(リカーライセンス)を得る必要があります。

サロン

ヘアサロン、ネイルサロン、エステサロン、マッサージサロンなど、顧客に触れる職種は、施術士だけでなく、店舗も認可を受ける必要があります。

その他

旅行会社、旅客輸送業、食品メーカーなど