2015年のハワイのビジネス

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アロハ
あけましておめでとうございます。

旧年中の様々なお問い合わせありがとうございました。
2015年度もよろしくお願い致します。

新年早々ということで、まずは2015年のハワイのビジネスについて予想を書いておこうと思います。

世界情勢

まずは、背景となる世界情勢から

アメリカ

景気は上向き傾向で、株価も高値を維持しています。中国の人件費高騰を受け、米国への産業回帰の流れもあり、いましばらくは堅調に進みそうです。
政治は、次の大統領選を控え、特に目新しい動きは無さそうです。
因みに、次の大統領はヒラリー女史が今の所有力です。

中国・韓国

中国は人件費の高騰、民間産業が充分に育っていない、不動産バブルがはじけつつあるなど、悪い要素が満載です。国民の関心をそらせるため、南沙諸島や尖閣諸島での国威を掲揚させる動きが出るかもしれません。

韓国は、円安ウォン高の影響で、サムソンなど輸出を主とする基幹産業が軒並み不調です。
また、朴大統領がレームダック化しており、日本に取っては有利に事が進みそうです。

中東

OPEC加盟国の原油の低価格を維持する戦略は、シェールオイル、南米やロシアの原油生産をつぶすまでは、まだしばらく続きそうです。
効果的な対処方法がなく、有志の流入が続いているイスラム国も、まだしばらくは勢力を維持しそうです。

ヨーロッパ

ドイツは比較的好調ですが、他のEU各国は軟調です。
ギリシアのEUからの離脱は現実的なものとなるかもしれません。
もしギリシャがEUから離脱した場合、現在のギリシアに対する債務をどう処理するかで、大きな問題が起こるでしょう。

ロシア

資源しか輸出するものが無いロシアは、かなり危機的な状況です。
この局面を打開する為に、日本にすり寄って来るでしょう。
日本としてはロシアと中国の関係がこれ以上密接にならない様、牽制が必要です。

日本

2014年度末の参議院選挙で、国民の支持を得、自公は絶対多数を維持しました。
課題こそ山積みですが、当面は積極的に懸案事項を片付けていけるでしょう。
円安、原油安などの要因により輸出が好調なので、経済の見通しは悪くはありません。
円安はおそらく125円台くらいまで進みそうです。株価は2015年半ばには、2万円の大台に乗りそうです。

ハワイのビジネス

アメリカの景気回復を受け、本土からの旅行者は増加傾向です。また、コンドミニアムの建設ラッシュで、地場の経済は堅調に推移しています。

日本からの旅行者は、円安の影響からか、訪問者数も滞在中の消費金額も減少傾向です。
当面、円高の動きは考えにくいので、日本人マーケットは減少傾向となるでしょう。
日本人以外のマーケットに対する積極的な戦略が必要となってくるでしょう。

エリア的には、現在10本以上のコンドミニアムが建設中のカカアコエリアが熱いです。
2015年の工事終了を予定としている、アラモアナセンターのEWA WING拡張、WholeFoodsの開店をはじめとして、このエリアに、新しいカフェやレストラン、富裕層向けの新規ビジネスなどが生まれてくる事は間違いありません。

このエリアでの、ビジネスおもしろそうですよ。